目を瞑っていられた頃

いつかのわたしへ

20170301

気が付けばもう少しで冬が終わってしまいそうです。大学を卒業してからもう少しで1年。深呼吸する間もなく、ふと散りゆく花を見つけてはああもう季節がひとつ過ぎるのだ、と寂しさを感じてばかりの1年でした。時の流れが速すぎて、これまで何があったのかをよく思い出せない。長い長い夢をみていたのかもしれないし、わたしは立ち止まったままで時がただ過ぎていっただけなのかもしれない。

 
***
 
最近はあれがしたい、これがしたいとは思うけれどすぐにその欲求は消えてしまう。消えない欲求と言えば眠りたいのただ一つだけで、だからわたしは眠ってばかり。
 
薄暗い純喫茶でぼんやりと珈琲を淹れる音を聴いていたい。
香水がなくなるころに東京に行きたい。
割れた硝子で煌めく廃墟に行きたい。
ひとりぼっちの露天風呂で凍てつく夜空を眺めていたい。
 
今やりたいこともきっと明日にはすっかり忘れてしまうのだろうと思うと少し寂しい。
 
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先日海の近くに遊びに行ったのですが瞳が焼けてしまうのではないかと思うくらい綺麗な風景でした。

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